第2回多分野交流学生セミナー
日時:2017/06/21(WED) 19:00-21:00(予定)=> 終了
場所:PRECIOUS東大前・本郷店 〒113-0033 東京都文京区本郷5丁目25-13スカイビジョンビル5階
*以下、講演、質疑を含め一人30分強を予定しております。
*当日講演したいという方も同時に募集しております、Facebook、Twitter、もしくはメール
(science.palpunte@gmail.com)でご連絡お願いいたします。
当日の様子は以下のページよりFacebookライブ動画で中継を行いました!
<要旨>
招待講演:中村 晃貴氏
(慶應義塾大学 理工学研究科 開放環境科学専攻修士2年)
【タイトル】汎用人工知能と全脳アーキテクチャ
【要旨】
近年、人工知能分野へ注目が集まっています。しかし、近年の人工知能分野の成功は、主に「特化型人工知能」によるもの。近年の人工知能研究の成果と人間のような汎用性を持つ、汎用人工知能について、どのような研究が行われているのか、紹介したいと思います。
汎用人工知能の実現へのアプローチの一つに、人間の脳を参考に人工知能を組み立てる全脳アーキテクチャという考え方があります。
全脳アーキテクチャとは何か?どのような取り組みが行われているのかについて紹介していくつもりです。
招待講演:早川 大智氏
(東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻博士1年)
【タイトル】液体には個性があるのか? ~目に見えないくらい小さな液滴の実験を通してわかったこと~
【要旨】
水、油、エタノール(お酒)。これらは人間が生物的な営みをする上で必要不可欠な液体である。
水、油、エタノールがなぜ液体として異なるかというと、水は水分子、油は油分子、エタノールはエタノール分子でできているからである。実に明快である。
しかし、これは化学的な側面からの考察に過ぎない。物理から液体を見たとき何が分かるのか?水、油、エタノールの個性を物理的に見抜くことができるのか?異なる液体はお互いを認識することができるのか?
髪の毛の1/10の大きさの小さな液滴を用いて、瞬きの1/1000の速さの現象を観察したところ、いくつかの事実が浮かび上がってきました。
本講演では二年間の微小液滴に関する研究から分かったことを紹介します。