ティーブレーク
さて、ちょっと長くなってきたので少し休憩しましょう。甘いものが欲しくなってきました。紅茶を飲みながらチョコレートケーキでもつまみましょう。
チョコレートを食べると頭の回転が速くなる気がしませんか??
実際、チョコレートを食べると頭がよくなるようです。
チョコレートに含まれるテオブロミシンという成分は大脳皮質を刺激し、集中力、思考力、記憶力を高めると言われています。また、その他にも含まれるブドウ糖やミネラル、ビタミンが脳のエネルギー源となり、代謝を助けるそうです。
しかも研究者の卵には朗報!!それどころか、世界的な研究者になれるという研究結果も出ています!!次のグラフを見てください。
(Frantz2012, Chocolate Consumption, Cognitive Function, and Nobel Laureates より)
このグラフは、国別のチョコレートの消費量と歴代のノーベル賞受賞者との関係を表したグラフです。
p<0.0001とありますが、これはこの結果がたまたまである(実際はチョコレートの消費量とノーベル賞受賞者に何の関係もない)確率が0.01%以下である、つまりほぼ確実に両者の相関が言えるということです。
このグラフから、チョコレートの消費量がノーベル賞につながっていると言えるでしょう。
ノーベル賞を取るためにはチョコレートをたくさん食べる必要があると考えられますね???
これは凄いことです。大学生の皆さんはこれを見た次の日には、ブラックサンダーを箱買いしていることでしょう。これからはスタバのカップでなくスニッカーズを片手にキャンパス内を歩く姿がトレンドになるでしょうか。
そんなわけはないですよね。
脳みそを少しでも持っている人は、チョコレートを食べればノーベル賞を取れるという短絡的な考えはしません。ノーベルも自分の遺産がまさかチョコレート大食い選手権の賞金になっていると知ったら、天国から舞い降りてきて世界中のカカオの木を片っ端から伐採、あるいはメラゾーマ(特大の火の玉で攻撃する呪文)し始めるでしょう。
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