「視る」という行為は日常生活で欠かせませんね。
意識している、していないに関わらず、我々は常に目をかっ開いて外界の情報を得ようとしています。
人間は五感を使って情報を収集する、とよく言いますが、実はその8割は視覚に頼っているそうです。これは驚異的な数字ですね…
人間から視覚を奪ったらどうなるのでしょうか
試しに目を閉じてみてください。あなたの外界の捉え方はどのように変化しますか?
ものの位置がわからない、形状がわからない、それがなんなのかがわからない…視覚を奪われるだけで生活がとても不自由なものになりますよね。
今回のブログのテーマは、「視る」ことについてです!
みなさんは普段、無意識に目を使って自分の周りの環境を「視て」いますよね。実体を「視る」ことでそれを認識し、それに基づいて行動していると思います。
でも、この「視る」という行為ってなんなのか、説明できますか?
「視る」という行為、実はとても奥が深いんです。
光とはなんなの?色ってなんなの?生物はどうやって光を知覚するの?なんで生物は視覚を取得したの?
そんな疑問にお答えしつつ、もはや生理現象とも言える「視る」という行為の科学的な側面を明らかにしていきたいと思います。
今回は第一弾、まずは「視る」ことの、物理的な側面に光を当てていきたいと思います。
>>>next: 2/4 視覚をカガクする ~私たちは何を「視る」のか~
投稿者プロフィール
- 東京大学物理工学科卒業。現在ブランダイス大学にて物理(ソフトマター・生物物理)を専攻中。Ph.D.1年目。好きな筋トレはトライセプスエクステンション。好きなビールはIPA。
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