宇宙と地球のつながり
「無人ロボット」と言われて思いつくのはドローンでしょうか。
Amazonが宅配をドローンで行うという話もあります。これはコンピュータ上でマップとかGPSを使いながら自動で飛んでいくものです。冒頭で紹介した、SpaceX社ロケットの着地する船も「ドローンシップ」という無人の船です。
TOYOTAやGoogleの取り組んでいる自動車の自動運転などもあります。車線に沿って走ったり、車同士の距離を見ながら車線変更したりとかなり多くの事ができるようになってきています。
これらが宇宙に応用されたら。そんなことを実際考えてみたのが下の図です。
遠隔操作を使って、星の周りをぐるぐると回りながら探査機を操作するというものもあります。実際に人が操作することで、貴重な資源やサンプルを効率よく取ってこられるということが利点です。
宇宙と並んで未開の場所とされる「深海」は、色々と魅力的なスポットです。4方を海で囲まれた日本は「深海資源大国」だという話もありますし、より原始的な生物が見つかる場所でもあります。
大きな水圧のかかる過酷な環境の深海では人が乗る潜水艦の他、海面から人間が遠隔操作する探査船が使われています。ここにも宇宙と地球のつながりがあります。
この他に身近なところではGPSや衛星放送など、宇宙と地球のつながりは少なくありません。
将来は月や火星用に考えられた車やロボットが私たちの生活を支えているかも。
「宇宙兄弟」は現実になるのか
「宇宙兄弟」でヒビトが月面に立つのは2026年となっています。まだ月面基地建設の話も聞かないので、漫画よりは少し遅れているかなという感じです。
ただ本文にも書いたように、着々と漫画に追い付きつつあります。「宇宙兄弟」は現実の元ネタにかなり基づいた、いわば”半SF漫画”だから当然ではありますが。個人的には5年遅れ(つまり2030年くらい)で、月に居住できるのではと期待しています。
ともあれ今は「本当に再利用ロケットでコストが下がるのか」です。
もし成功すれば、21世紀半ばあたりに人は火星にたどり着けるでしょうか。次から次へと生まれる技術がさらに世の中を便利にしてくれると思います。
火星産のジャガイモを食べる日も近いかもしれません。
1962年、議会でのアポロ計画演説の翌年に行われた講演です。
ロシアよりも先に、人類初の月着陸を!と盛り上がっていた時代ですので、国民の多くに期待感があったのでしょう。話しているケネディも聞いている学生や研究者にも、熱気が漲っているような感じがしました。
50年後の今聞いてもなんだかワクワクしてきます。
また次回!
hama
投稿者プロフィール
最新の投稿
- Ecology2016.06.16ゲリラ豪雨も予測可能?天気予報の新たなカタチ
- Aerospace2016.04.11ロケット再利用で広がる僕らの未来
- daily life2016.03.23機械と格闘する東大生の日常
- Aerospace2016.03.072015年宇宙の旅