ロケット再利用で広がる僕らの未来


アポロ以来の月面着陸へ


christmas2015fullmoon

去年のクリスマスは38年ぶりの満月でした。Credit: NASA/ Goddard/ Lunar Reconnaissance Orbiter

火星に行くための準備として、現実に有人月ミッションが再び計画されています。

「宇宙兄弟」ではムッタとヒビトがそれぞれ月の上に立ちますが、そこで使われたものと同じ名前の「オリオン」という宇宙船が開発中です。2014年には無人の飛行試験が行われ、再突入、パラシュート展開などの試験が行われました。

(Youtubeに宇宙飛行士視点の動画が上がっています。宇宙を飛んでいる気分になれます!

https://www.youtube.com/watch?v=MtWzuZ6WZ8E )

2020年頃には、宇宙飛行士を乗せて月の周りを回る軌道まで行く予定。宇宙兄弟のように再び月に降り立つのはもう少し先になるでしょう。

 

まず月に行くのは、距離的に地球から近いためです。火星との通信には30分くらいタイムラグがありますが、近くにある星であれば地球との通信は容易です。

例えば火星に居住施設を作りたいとなった時に、いきなり火星でテストするのは難しいでしょう。宇宙空間で長時間作業するには何に気を付ければよいか、宇宙滞在施設はそもそもどんなものが良いのか、といったノウハウが欲しくなります。その実験場所が、月面というわけです。

 

月で手に入れられるであろうモノとしては次のようなものが考えられます。

・惑星間航行のための宇宙船

・低重力天体での探査技術

・無人ロボットによる基地建設

・無人ロボットの遠隔操作

このうち3,4個目などは、地球上で今すぐにでも役立つ技術と言えます。

 

>>>next: 宇宙開発して何か良いことあるの?(3/3)

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